日本渡航医学会の認定医療職として認定されました

昨年、日本渡航医学会が開催していた第16回認定医療職試験を受験し、認定医療職として認定いただきました。

こちらの医療職一覧にも掲載していただいております。

認定医療職一覧

せっかくの機会ですので、この制度や行った準備についてかんたんにご紹介させていただきます。

日本渡航医学会・認定医療職制度

日本渡航医学会・認定医療職制度は、日本渡航医学会がトラベルメディスン(渡航医療)について一定の知識を有することを証明する制度です。

本制度の目的が、規則において下記の通り記されています。

第1章.本制度の目的

近年になり日本国内ではトラベルメデイスンへの関心が高まっているが、その専門的知識を有する医療職が少ないのが現状である。そこで本制度は、医療職にトラベルメデイスンの基礎的知識を提供し、その知識が一定レベルに達した者を日本渡航医学会が認定することを目的とする。なお、本制度は日本渡航医学会が将来予定する専門医療職制度の前段階となるものである。

http://jstah.umin.jp/10Qualification/nintei_kenshukai_kisoku.html

つまり、学会による基礎知識の提供と、その確認が1セットになっている制度です。

私のように試験を受験して合格すれば認定されるのですが、その試験を受験できるためには知識を有する必要があります。具体的には、

A. 学会が主催する研修会を3年以内に修了した者  

B. International Society of Travel Medicine の認定資格(CTHTM)を取得している者

が受験資格を得られることになります。

私はこのAの資格に基づき、研修会を受講したため資格が得られました。

ちなみにですが、もう1つ、「受験日までに満1年以上の会員歴があること」という条件もありますので、ご検討されている方は早めに入会が必要になります。

受験準備

以上のように、この制度の性質上、認定までの流れは

  • 日本渡航医学会に入会
  • 研修会に参加
  • 試験を受験

という流れになっています。

私は医学部6年の夏に入会し、翌年(研修医1年目)に研修会を受講、同年に試験に合格し認定、という流れでした。研修医でも認定してもらうことが可能でした。

受験勉強としては、講習で受講した内容を徹底的に覚え込むという方式でした。

2022年はオンラインないし現地で受講する選択肢がありましたので私はオンラインで受講しましたが、期間内であれば何度でも見返すことができたので、講師に質問ができないというデメリットはありますが、学習効果は高かったように思います。

受講と受験のどちらにも1万円かかるので、いい具合にプレッシャーもかかりますね。

いい勉強するモチベーションになりました。

基礎的な内容から網羅してもらえますし、CTHTMと違い日本語で学習ができ、日本語で受験も可能です。

ご興味がある方は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか!

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